宗旨変え!?26HEランドナー

  1. なんでもかんでも700Cで作ってきたのですが、今度は26HEで作ってみました。理由は「ランドナー」ってどんなものか、一度試してみたかったからです。

    ランドナーは700Cよりも小さいホイールを採用するのが流儀です。理由を想像するに、リムを小さくして太いタイヤを入れるスペースを作ることにしたこと、車輪が小さいと荷物の積載スペースが大きくとれることがあると思います。

    量販されているランドナーといえば、丸石のエンペラーツーリングマスターかナショナルのB-OSC1ということになるのですが、ツーリングマスターは650Aというタイヤサイズが一般的ではなくパスです。それでB-OSC1ということになるのですが、キャリアとかライトまでフル装備で10万円という完成車モデルを買う気にならず、フレームだけ(FSC1・35000円)を買って、手持ちのパーツを移植して作ることにします。

    ナショナルのP.O.Sは、フレームカラーやネーム入れ等をオーダーすることができます。色は結構バリエーションがあって、色選びだけでもけっこう楽しいものです。今回は高校生時代に乗っていた自転車と同じ色の黄緑にしました。ネーム等は特に注文しませんでした。

    注文からきっちり2週間でフレームが届きました。取り付ける部品はあらかじめ調達しておいたので、その日のうちに完成しました。

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    マウンテンバイクの部品を多く流用しているので、なんだかランドナーらしくないですね。マッドガードは「本所」ではなくてプラスチック製のクロスバイク用フェンダーにしました。ホイールはブラックで、おまけに余り物の1.95のブロックタイヤを付けていますから、「正統古典派」のランドナーとはかけはなれていますね。

    fsc-1

    一方で、カンチブレーキ、Wレバーは伝統に忠実です。どちらも具合が悪ければ後でVブレーキ、STIにするつもりです。

  2. インプレッション

    さて、「1.95のブロックタイヤはなんとかならんかな〜」などと考えながら試乗に出発です。重心が低くてホイール径が小さいので安定感があります。長めのホイールベースもゆったりとした乗り味に影響していると思います。フォークは大きく後傾しているうえカーブしているので、しなやかに動いて前輪からの衝撃を吸収します。後輪からの衝撃はホイール剛性が高めのことが原因してちょっと固めですね。サドルをすこし大きめのものにしてクッション性を狙います。

    完成重量は12キロとちょっと重めなのですが、漕いだ感覚は軽快です。適度にフレームがしなる感触があって、ペダリングと影響しあってリズミカルに上りを走ることができます。アルミフレームはまったくしなる感じがしないので、クロモリフレームとは対照的ですね。絶対的なスピードは軽いアルミフレームのほうが出るような気がするのですが、クロモリは疲れにくく長時間ゆったりと乗るのに向いていると思います。

    ダウンヒルではタイヤが太いので安心感があります。また、コーナリング時の前後バランスがよくて、ブレーキを残しながらややオーバースピードでカーブに飛び込んでも、視線さえ出口に向けておけば自転車が素直に回り込んでいくような感じです。直進性もよく、高速で下ってもリラックスしていられます。ただ、カンチブレーキは定評どおり(?)効きが悪いです。かなり力をいれないと有効な減速度になりません。急停止はできません(笑)。フォークの衝撃吸収性が高いのはほんとに助かります。手が痺れたり痛んだりすることは1日乗っていてもまったくありませんでした。

    ランドナーって、長距離、長時間の乗車を目的として作られた車種なので、そういう用途ではほんとに快適です。しばらくはツーリングはこればかりになりそうな気がします。

  3. Vブレーキ採用しました。

    テスタッチのカンチブレーキの効きの悪さは町中で乗るのはかなり怖いので、Vブレーキにしてみることにしました。通常のVブレーキはシューの消耗が早い上にリムとシューの当たりがどんどん変化してしまって調整に手間がかかるので、「パラレルプッシュ」のシマノXTのブレーキにしました。ブレーキレバーはダイヤコンペのVブレーキ対応レバーを採用しました。

    Vブレーキがカンチブレーキの進化型であることから、何も考えずにほいほい取り付けてみました。ところがどっこい、意外な落とし穴がありました。FSC1のカンチ台座はMTBのものに比べると間隔が狭くて、Vブレーキのレバーがかなり開いた状態になってしまいます。シューのスペーサーを入れ替えてレバーを窄めてもやはりかなり開いています。

    Vブレーキ

    これのどこがまずいかというと、リターンスプリングが有効に働かないので、ブレーキがリムに擦ってしまうのです。「パラレルプッシュ」でない普通のVブレーキなら、カンチ台座のバネの取り付け穴を動かすことでリターンスプリングを強くできるのですが、XTではこれができません。けっこう悩んで、普通のVブレーキを付けてみたりしたのですが、大枚はたいて買ったばかりのXTのブレーキを使えないのは腹立たしいのでなんとか工夫しようとしました。

    結局、リターンスプリングをペンチで曲げて、強くレバーを戻すようにしました。折れそうでひやひやしました。XT以外の「パラレルプッシュ」のブレーキでもこのような加工が必要なのでしょうか。

    さて、実際に使ってみると、XTのVブレーキは強烈に効きます。ブラケットの上から指2本で軽くにぎってもつんのめらんばかりに効きます。ただ、鳴きはすさまじいです。「ぐぎゃー!」という大音響に通行人はみな振り返ります。注目の的です。

  4. タイヤ・ホイールかえました。

    家内のMTBに26HEのタイヤ・ホイールを移植(元に戻した)したので、ランドナー用にホイールを組みました。アラヤの安いリムでタイヤは手持ちの1.65のパナレーサーリッジラインIIIにしました。ブロックタイヤよりは少し転がりが軽いかな、という感じです。

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