ツーリングレポート:二口街道(宮城県側)

  1. コース

    (往路) 愛子→(秋保温泉愛子線)→秋保→(二口街道)→二口ビジターセンター→二口峠

    (復路は逆コース)

  2. 距離・時間

    (往路)36km・3時間

    (復路)    ・2時間

  3. 使用車種、装備

    マウンテンバイク+フロントバッグ+マッドガード

    タイヤ前:700-32C,後:26HE-1.95ブロックタイヤ

  4. レポート

    けっこう人気があるらしい二口街道、たいていの人は山寺側から登って秋保側に降りている。これは峠より山寺寄りは舗装で、秋保側はがれがれダートという二口街道の正攻法であろう。でも、臍曲がりの私はダートを登ってまた戻ってきた。その顛末をレポートする。

    まず、二口街道へのアプローチであるが、2、3年前に愛子と秋保を結ぶ立派な道路ができたのでそこを通って行くことにする。これができる前はけっこうな勾配のある道を斎勝沼のそばを通っていかなければならなかったが、今はスムーズに秋保まで抜けられる。

    秋保に出たところにあるコンビニであんぱんとジュースを仕入れる。そして二口街道を秋保大滝のほうに向かっていく。秋保大滝は何度も見ているので立ち寄らないで通過。やがて二口ビジターセンターが見えてくる。ここで休憩。

    道はビジターセンターを過ぎたあたりからダートになる。まだまだ最初のうちは勾配が少ないから淡々と登って行く。行楽の車やオフロードバイクが走っているから注意が必要。車が通過したときの砂埃には閉口する。

    少し登って行くと水場がある。これからの登りに備えて水を補給。たくさんのペットボトルをもってきて大量に水を持ち帰っている人がいるが、商売にでも使うのだろうか。それに、水場に全焼した車が放置されているのは、なんでだろう?

    更にダートを登ると4、5年前にはなかった柵(ゲート)が設置されている。これで峠まで四輪車で登ることはできなくなったわけだ。柵のわきの隙間を二輪車は通ることができる。

    ゲートを通過してすぐに猿をみかける。このあたりで猿を見るのははじめて。日本カモシカならよく見かけるのだが。このへんから勾配がきつくなってくる。ギアはインナーXローに入れっぱなしになる。インナーXローの存在意義を知らしめてくれる道だ。路面は深い溝や露出した岩などがあるほか、大きめの砂利がしいてあってとても走りにくい。すぐに後輪がスリップするし、スリップが止まる とウイリーしそうになる。雪道を車で走るようなスロットルワーク(フットワーク?)で登って行く。と、ここで1回目の転倒。5、6キロしか出ていない登りだからケガはしないが、体だけ転がり落ちそうになる。

    二口街道

    何人かのハイカーを追い越す。みんな熊よけの鈴やラヂオを持っている。私が自転車に熊よけの鈴をつけているのをみんな笑うが、このあたりでは必需品なのである。

    誰も見ていないところで2回目の転倒。今度はブレーキレバーが内側に入ってしまった。休憩をかねてアレンキーで修正。一度止まると発進に難儀する。平らなところで発進しようとしてもずっと登りだから無理なのだ。道を横切るように発進して登り始める。

    途中で何箇所か道が大きく崩落しているところがある。その下は深い谷だったりする。DH競技のまねごとはしないほうがいいだろう。

    峠には有名な柵がある。ここが県境なのだが、山形側は舗装されたずいぶんいい道である。なんで宮城側だけ荒れ放題なのか・・・。柵のむこうの舗装部分で食事(といってもあんぱんかじるだけ)。

    帰りもまた同じダート。さっき追い越したハイカーとすれ違うときに「下りは楽でいいね〜」と声をかけられる。しかし、ずっとインナーXローで登ってきた道を下るのはけっこうしんどい。ブレーキを引きっぱなしの手はしびれるし、手の力をゆるめるとみるみる加速してタイヤをとられて横を向きそうになる。ここで3回目の転倒。しかし倒れただけでは止まらない。右足に自転車をSPDでくっつけたまま「松の廊下」のように引きずって数歩走ってやっと止まる。

    下りもスピードは上げられない。しびれた手ではなかなか停止できないから危ない。そのうちブレーキの引きしろがだんだん大きくなってくる。シューが摩耗しているのだ。下っている最中にブレーキ調整しなければならない坂って・・・手ごたえ十分。

    帰りも水場で水を補給。水場を過ぎれば道は平坦になってくる。「ダートは上りも下りも楽じゃないな〜」などと思いつつ、でも「楽しかった」と笑みがこぼれる。

    後は舗装路をすいすいっと帰るだけ。家に帰ってチェーンを見ると切れかけていた。上りで切れなくてよかった。

    二口街道は、MTBを通勤にばかり使っていて欲求不満のたまっている人におすすめである。そういう人はダートを登って下りること。そのためのMTBなのだから・・・。

    二口街道峠


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