Kame日誌 2004.3.27 プロの仕事?

東京で回転扉に幼児が挟まれて死亡する事故が発生した。報道によると回転扉は1.5トンの重さがあり、何かが挟まりそうな状況を感知しても25センチ動作しつづけて停止するという。私はそれを聞いて大変驚いた。「それは本当にプロの技術者が設計した製品なのか」と信じられなかったのである。回転扉は構造上、扉と窓枠との間に体の一部が挟まる危険がある。扉が大型で重量があれば、挟まれた結果は致命的にもなる。この危険を防止する方法は唯一で明確である。挟みこみを感知したら、扉を急停止させることである。これは、小学生でもわかる理屈ではないか。

もちろん、扉が大型化すれば、これを急停止させるブレーキ装置は非常に大掛かりなものになり、急停止の負荷に耐えるよう構造も強化しなければならない、いたずら等でブレーキが頻繁に作動しても過熱や摩耗で故障しないようにしなければならない、したがってコスト高になる、ということまでは小学生では想像できないかもしれない。プロの技術者が危険を承知の上でコストを優先した製品を設計したのなら、これはもはや確信犯というしかないであろう。