お世話編  2.砂利の掃除ってどうやるの?

萬次郎僕もがんばって関西弁にしてみましてん。どないですやろ。
あねごう〜ん、なんかパチもんくさいなぁ。飼い主が最近の関西弁ブームで仙台の高校生が関西弁使ってるの聞いて卒倒しそうになったというとったけど、その気持ちわかるわ。
萬次郎僕らの感覚ですと、関西弁バリバリに使うとなんだかヤクザっぽいように思うんですけど・・・。
あねごだれがヤクザやねん。ま、そやけど飼い主もなんか交渉事のときに関西弁しゃべると相手の対応ががらっと変わるから不愉快やというてたな。ほんまに失礼な話やわ。で、濾過装置の次は砂利の掃除の話や。別にゴネとんのちゃうからしっかり聞きや。
萬次郎はい。砂利の掃除はどのようにさせていただいたらよろしいんでしょう。
あねごうちの水槽では上部濾過装置と外部濾過装置のプレフィルターの役割を砂利が引き受けとんねんな。それで、数ヶ月経つうちに茶色っぽいもんがいっぱい溜まってくる。そやけど、飼い主はこれをすぐには掃除せんほうがええというてんねん。
萬次郎それはまた、なんでなんでしょう。
あねごこの茶色いもんは、植物質のもんの残骸とバクテリアが混じりあったものみたいなんやけど、これが濾過に大きな役割を果たしてるみたいやねん。砂利の中にこの茶色いもんが溜まったらしめたもんやと飼い主はいうてたわ。水質が安定して水換えがいらんようになるんやて。
萬次郎見かけがゴミっぽいからって取り除いたらダメなんですね。
あねごただな、ここが難しいとこなんやけど、濾過の立ち上げに失敗すると、その茶色いものが腐敗して水質悪化の原因になることもあるんや。濾過がうまく立ち上がってはじめていい泥がたまる、濾過の立ち上げに失敗するとヘドロがたまるっちゅうことやな。ここにも善玉菌、悪玉菌の関係があるんやな。
萬次郎悪玉菌だらけのヘドロを作らないようにするには、どないすればいいんでしょう?
あねご砂利の中に水流を作ってやることが大事や。水が澱むと腐敗してしまうんや。それに冬場は砂利の中だけ冷えてバクテリアの活動に適した環境にならへん。そうならんためには底面フィルターを砂利の下の大半に設置してそこにポンプで強力な水流を作ってやるとええんや。
萬次郎でも、そうするとポンプの水流を妨げるほど茶色いものが溜まってつまってしまいませんか?
あねごあんた鋭いやんか。3,4ヶ月したらポンプの水流が弱くなってきて「つまったな〜」という感じになってくる。こうなると水流がなくなって腐敗の元やからちょっと掃除をしてやらなあかんねん。
萬次郎やっぱりそのときは砂利と底面フィルターを全部取り出して水槽丸洗いですか?
あねごあんたそんなん1日仕事やで。あの横着な飼い主がそんなことするわけないやろ。水槽の水を3分の1くらい抜いてバケツにとっておいてから、水槽の中で砂利をかき回すねん。そのときは魚も入れっぱなしや。そしたら水槽の中の水が真っ黒になるんやけど、これをすかさずポンプでもう半分くらい捨てるねん。そこへさっきとっておいた水と汲み置きの新しい水を加えて濾過装置を回す。真っ黒な水はそのうち澄んできてつまりもなくなるという方法や。めっちゃ手抜きやけど、たくさんの底面濾過装置を持ってる熱帯魚ショップなんかでも同じような方法で掃除してるらしいわ。
萬次郎まあ、確かにショップなんかで砂利出して掃除なんかしてたらキリないですもんね。
あねごそれに、ここだけの話やけど、飼い主は最初のころ砂利を出して掃除してて「部屋に砂利がいっぱい落ちてる」って奥さんにめっちゃ怒られたらしいねん。カメを生物濾過で飼うのも、部屋に臭い匂いさせたら奥さんにカメ禁止令出されかねんから必死で考えたみたいやで。
萬次郎女性が強いのはどこの世界も一緒ですね。
あねごどういう意味やねん。私みたいなか弱い女性もおるんやで。ま、そやけど奥さんがやかましい言うたおかげでカメを生物濾過で手間をかけずに飼う方法が出来上がったんやから、やっぱりやかましい言わなあかんのかもな。