私が中学生のとき(1980年ごろ)、マイコン(パソコンではない)ブームというのが起きた。 それまではマイコン(マイクロコンピュータ)は存在したのだが、8セグメントのLEDディスプレイにテンキーが付属したワンボードマイコン(死語)というものが主流で、半田ゴテ使いの電気工作マニアしか縁のないものだった。そこに、CRTにキャラクター表示可能で高級言語BASICでプログラミングが可能なマイコンが発売されたのがこの時期だ。NECのPC8001やSHARPのMZ-80K、富士通のFM8が大人気だった。アップルコンピュータは高嶺の花だったようなおぼえがある。 MZ-80Bはそんなマイコンブームの最中にSHARPが投入した8ビット機だった。キーボードとディスプレイ、そして当時は一般的な外部記憶装置であったカセットデッキが一体となった「オールインワン」設計、今にして思えば時代を先取りしていたOSをROMにもたない「クリーン設計」が特徴だった。何らかのプログラムを実行するには、起動した後何分かかけてカセットからプログラムを読み込み実行していた。雑誌に載っているゲームのダンプリストから16進数をそのまま打ち込んで徹夜仕事でプログラムを入力していたものだ。 このMZ-80Bは30万円近い値段の割にはちゃちな作りで、キーボードのカーソルキーがすぐに接触不良を起こしたり、長時間使用していると熱暴走したりした。そのうちパソコン界はPC9801のデビューで16ビット機の時代になり、またDOS-Vの台頭などでMZ-80Bはあっというまに「生きた化石」になってしまった。最終的には値段は忘れたが日本橋のショップに買い取りに出した。
| CPU | Z-80A(4MHz) |
| ROM | 4KB |
| RAM(メイン) | 64KB |
| RAM(ビデオ) | 2KB |
MZ-80Bを手放した後、しばらくパソコンは持たなかった。就職して職場でOA機を使っていたが、自宅ではワープロで文書を作成することが多いので当時はパソコンのワープロソフトよりも高機能だった書院をずっと使っていた。 そうするうち、パソコンの性能がだんだん上がってきて、ワープロ専用機の時代が終わろうとしていた。Windows95の普及でOSの統一化が進み、ワープロソフトも需要に応じてどんどんパワーアップした。また、インターネットが普及してきたのもこのころだ。 私も改めてパソコンの機能に関心がわいてきた。かつてのMZ-80Bでパソコンの進歩の速さに痛い目にあっていただけにノートパソコンのハイエンド機(1997年当時)ということで選んだのがこのパソコンだ。プリンターやデジカメもあわせて購入、全部で80万円くらいになった記憶がある。 この時期のパソコンはWindowsが載っているものの実行は極めて遅く、OSやアプリケーションの起動にはインスタントコーヒーを入れられるくらい時間がかかった。また、インターネットに接続しているといってもモデム経由のダイヤルアップなのでネットサーフィンもとてもまどろっこしいものだった。電話代も驚きの数万円台!になったこともある。 このパソコンもSHARP製らしく熱暴走がつきものだった。熱処理のまずさがHDDにも悪影響を 及ぼし、HDDも数カ月でこわれた。車1台買えるくらいの価格のわりにはあまりにおそまつな作りだった。購入した直後にwindows98が出てUSBが一般化したのにこのパソコンのUSB規格は打ち切りになってドライバーが存在しなくなるという苛酷な事態も発生した。大失敗な買い物だった。そのとき一緒に買ったプリンターは今でも現役なのだが・・・。
| CPU | MMX対応Pentium 150MHz |
| 二次キャッシュ | 512KB |
| RAM(メイン) | 32MB(最大64MB) |
| HDD | 1.6GB |
Windows98が出て、Meが出て、XPが出て、CPUも1GHz、2GHz時代になっていった。それでも私は購入以来ほとんどまともに動いたことがない呪われたMN7750をずっと使っていた(高かったから。意地ですな)。そのうちに近くに住む義父がPCを購入することになりその手伝いをするようになった。私が壊れたPCで悪戦苦闘しているのを見かねた義父が買ってくれたのがこのプレサリオだ。 が、しかし、私にかけられた呪いはSHARPだけに限られたものではなかったようだ。このプレサリオもUSBの故障、HDDの故障とトラブル続きでCD?RWも書き込みできない欠陥をかかえていた。「もうメーカーのパソコンは絶対買わん。トラブル多発ではメーカー製の意味が全然ないではないか」という結論になった。最後にはハードオフに引き取られていった。
| CPU | Pentium3 1GHz |
| 二次キャッシュ | 256KB(CPU内蔵) |
| RAM(メイン) | 128MB(最大512MB) |
| HDD | 40GB |
メーカー製に愛想をつかせた私は今度は自作することにした。ADSLの導入でドライバーやOSのアップデートを簡単にダウンロードできるようになったので自作もやりやすくなっただろうというのも動機のひとつだ。MN7750を何度もばらしたり組み立てたりオーバークロックしたりしたのも自作の自信につながった。
ところが呪いはそう簡単には解けなかった。安定性には実績のある枯れたマザーであったにもかかわらず、最初に組んだのは初期不良で電源が入らなかった。交換してもらったものはUSBに不具合があり、デジカメはメーカーからドライバーの修正があるまで1年間ぐらいつながらなかった。また、サウンドが途切れる(そのとき他の動作も一瞬停止する)という正体不明の不具合がありドライバー更新やBIOS更新、CPU変更にもかかわらず解消しなかった。他に類似のトラブルを聞かないところをみるとこのマザー固有の不良なのかもしれない。今このマザーは押入に入っている。セレロン2.4を載せてlinuxマシンとして復活。
| マザーボード | ASUS P4S533 |
| CPU | Celeron 1.7GHz→Pentium4 2.4BGHz→セレロン2.4GHz |
| 二次キャッシュ | 128→512→128KB(CPU内蔵) |
| RAM(メイン) | PC3200 256MB |
| HDD | 40GB |
最初の自作機はいきなり不調。しかも最初はセレロン1.7というケチなCPUを積んでいたおかげ
で発熱ばかりで性能はとても低いものになってしまった。そこでメジャーなチップセットで余っているSDRAMを使えるマシンを作った。Intelチップセットの安定性のありがたさを実感したのがこのマザーだ。これといった不具合なく現在はCPUをC3に換装されサーバーとして活躍中セレロン1.4を載せて家族用のPCに。
| マザーボード | GIGABYTE GA6OXTA |
| CPU | Celeron 1.4GHz→C3 1.0AGHz(ネヘミア) |
| 二次キャッシュ | 256→64(CPU内蔵) |
| RAM(メイン) | PC100 512MB |
| HDD | 40GB |
せっかく高価なP4を載せたのに不具合が解消しない4代目マシン。これはもったいないと思っていたところにマザーボードのたたき売りがあり速攻入手して作ったのがこのマシン。チップセットがなにかと不評らしいが特に不具合なく現在高性能メインマシンとして活躍中。
| マザーボード | MSI E7205 MasterF |
| CPU | Pentium4 2.4BGHz |
| 二次キャッシュ | 512(CPU内蔵) |
| RAM(メイン) | PC2700 512MB |
| HDD | 40GB |
義父に余っていたセレロン1.7を使ってPCを1台作ってあげたときに古いのをもらいうけてきたもの。NTTの営業から格安で買ったらしいが値段相応の低スペックなもの。サザンクロスモデルということでロクなサポートが受けられない。でもK6-2 500は今でも立派に実用になる性能なのには感心する。現在息子のPCになっている。PCルーターになりましたカメラサーバーになりました。
| CPU | K6-2 500MHz |
| 二次キャッシュ | なし |
| RAM(メイン) | PC100 256MB |
| HDD | 40GB |
ホームページにライブカメラを置いたが、このライブカメラを実行するのはけっこう負荷が大きいので専用のPCを製作することにした。カメラ専用機なので安く作ることを第一にしたもの。たたき売りのマザーと余ったメモリ、C3の活用で低コスト。
| マザーボード | AOPEN MX3S-T |
| CPU | C3 1.0AGHz(ネヘミア) |
| 二次キャッシュ | 64KB |
| RAM(メイン) | PC100 320MB |
| HDD | 40GB |
2004年の年明けからLinuxを導入した。最初はK6-500MHz,256MBのマシンに入れて使おうとした。Linuxは古いマシンでも十分というのが定評だからだ。ところが、現在のLinuxはWindowsとかわらないようなグラフィカルな操作環境をもっていて、そこにバックグラウンドで各種サーバーが動きだすと使用に耐えないぐらい動作が遅くなってしまう。そこでマシンを組むことにしたのだが、これ以上マシンが増えるのが目に見えるのはちょっと家庭内の諸事情に照らすと賢明ではないような気がする。
そこでK6マシンのケースを流用してひらきなおってケースを新調した。そこにS370マザーの安いのを入れた。CPUはC3にした。Linuxの安定感とC3の地味な印象はサーバー用途にはぴったり。
| マザーボード | ELITE P6VEMD |
| CPU | C3 1.0AGHz(ネヘミア) |
| 二次キャッシュ | 64KB |
| RAM(メイン) | PC2100 512MB |
| HDD | 40GB |
いわずとしれたノートパソコン。仕事に使うのにこれにした。安くて丈夫ならアプリケーションが少なくても、少々大きくて重くてもかまわない、という割り切った選択。とてもつかいやすくて満足。
その後ほとんど使わなくなりもったいないのでじゃんぱらに買取にだした。
| マザーボード | メーカー製 |
| CPU | モバイルセレロン2GHz |
| 二次キャッシュ | 256KB |
| RAM(メイン) | PC2100 768MB |
| HDD | 60GB |